巨人は3日、東京・府中市とスポーツ振興に関する協働協定を締結した。府中市民球場で行われた締結式に今村司球団社長、宮本和知球団社長付女子野球アドバイザー、女子野球チームの4選手が出席した。

同市は女子野球の振興にも力を入れ、5月16日には全日本女子野球連盟の「女子野球タウン認定事業」に都の自治体として初めて認定された。23年初頭から本格始動する巨人女子硬式野球チームは同市をホームタウンの1つとして、活動拠点とする。

同市の高野律雄市長、同連盟の山田博子代表理事も出席し、協定書へのサインやプロジェクトの始球式などが行われた。

始球式の投球を務めた今村球団社長は女子野球の将来像について「女性の活躍をバックアップしたい。NPBのプロ野球と同じように、新たなエンターテインメントとして発展することを目指していきたい」と述べた。

現在、巨人の女子チームに所属する4人と、この日始まったセレクションで選考する選手らへ「彼女たちがプロ化への種となっていってほしい。女子プロ野球を職業としていかに確立していくか、我々の課題として強く認識している」と話した。

宮本球団社長付女子野球アドバイザーは「今、女子野球の人口が増えている。SDGsの中にもジェンダー平等という目標がある。いずれはプロ化を目指して選手も、我々も視点を合わせて取り組んでいきたい」と意気込んだ。【三須一紀】

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