プロ野球12球団は28日、ソフトバンクで新型コロナウイルスの陽性者が多発していることを受けて臨時実行委員会を開き、29日のソフトバンク-ロッテ戦(ペイペイドーム)を中止とすることを決めた。

25日以降、前日までに計9人の陽性者が確認されていたが、この日新たに5人が陽性となり、計14人に。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「感染経路が全く不明です。どのように感染拡大を防止するのか、なかなか難しい局面になった。いったん1軍の活動を停止して、さらに緊急スクリーニング検査を明日も、明後日も継続して行い、感染拡大の防止を図る」と話した。

7月1日からの西武3連戦(ベルーナドーム)については、現時点では中止とはなっていない。29、30日の検査結果を受け、検討される。

ソフトバンクは、25日に村上打撃コーチがPCR検査で陽性。26日夜には和田やグラシアルら計5人(コーチやスタッフを含む)が、スクリーニング検査で陽性疑いとなり、翌27日にチーム全員がPCR検査を受検した結果、8人の陽性が確認された。

27日は総勢10人の大幅な選手入れ替えを行い、ロッテ戦(東京ドーム)を戦ったが、1-8で大敗していた。

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