東京五輪の卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼氏(33=木下グループ)が、イースタン・リーグのヤクルト戦の始球式で打席に立った。「バッターボックスに入ったのは小学時代のソフトボール以来、21年ぶり」と話す当たりは、快音とともに見事に左前打。スタンドや巨人ベンチからも大きな拍手が沸き起こった。

打った感想を聞かれると「100キロぐらいの球速と聞きましたが(投球されてからボールが来るまでに)どこの方向に打とうかと考える時間はありました」と、金メダリストの動体視力を発揮した。

試合前にはトークショーを開催し、巨人の川相昌弘ファーム総監督と対談。打席に立つにあたり、少年時代に卓球クラブに所属した経験のある川相ファーム総監督から「卓球ラケットも面でボールを捉える。それと同じようにバットでも面で捉える感覚で」と貴重なアドバイスをもらった。

ジャイアンツ球場ではこの日限定として売り出した「水谷隼カレー」の名前を自ら宣伝するなど、精力的に動いた。同球場と日本テレビ系情報番組とのコラボ企画「ズムサタデー」の出演者として来場していた。

巨人ニュース一覧はこちら―>