阪神は10日、近本光司外野手(27)が新型コロナウイルス感染疑いのため、特例2022で出場選手登録を抹消した。代替選手として小野寺暖外野手(24)を登録した。

近本は前日9日に1軍の監督、コーチ、選手、スタッフを対象に検査機関によるスクリーニング検査を実施した結果、新型コロナウイルスの感染が疑われる数値が検出された。再度検査を受検する。

近本は今季12球団でただひとり、開幕からここまで全104試合試合フルイニング出場を続けてきた。6月からは3番打者に定着し、4番佐藤輝、5番大山とクリーンアップを組み、チームを2位まで浮上させる原動力となってきた。123安打は12球団最多。22盗塁はヤクルト塩見と並びリーグトップタイ。打率2割9分7厘はチームトップだ。

前日9日には1番打者で正遊撃手の中野拓夢内野手(26)も陽性となり離脱。5日には5番打者でチーム最多22本塁打、71打点の大山悠輔内野手(27)も同じく離脱している。3人の不動のレギュラーを欠くこととなった。

阪神では今月に入り1軍で渡辺雄大投手(30)、北條史也内野手(28)、石井大智投手(25)、熊谷敬宥内野手(26)も陽性で離脱。糸井嘉男外野手(41)も陽性疑いのため特例抹消されている。2軍でもアーロン・ウィルカーソン投手(33)が陽性となった。2軍はチーム編成が困難となり、ウエスタン・リーグの10日オリックス戦、12~14日の広島3連戦が中止となった。

【関連記事】阪神ニュース一覧