西武が執念の継投を見せた。ゲーム差1で追われる3位オリックスとの対決。

2点ビハインドの8回だ。マウンドに守護神の増田達至投手(34)を送った。

7回に2点差とされていた。これ以上の失点は避けたいだけでなく、流れ、球場の雰囲気を変えたい局面だった。

しかし、先頭の伏見への4球目。147キロ直球を左翼スタンドに運ばれた。さらに2死から中川圭にも147キロ直球を捉えられた。打球は再び左翼席に吸いこまれた。まさかの2被弾で2失点だった。4点差とされた。

増田は近しい人に新型コロナの陽性者が出たため、6日に感染拡大防止の「特例2022」の対象選手として出場選手登録を抹消されていた。ただ、感染は確認されず、この日が1軍に復帰だった。そして通算500試合目の登板でもあったが、悔しいマウンドになった。

▽西武増田(通算500登板を達成) 使っていただいた監督はじめ、コーチの皆さんに感謝したい。自分1人で達成できる記録ではないので、これからもしっかりとチームに貢献できるように頑張りたい。

▼通算500試合登板=増田(西武) 8日のオリックス25回戦(ベルーナドーム)の8回にリリーフ登板して達成。プロ野球105人目。初登板は13年6月13日の中日4回戦(西武ドーム)。

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