阪神ドラフト4位の前川右京外野手(19)が2試合連続となる3号ソロを放ったが、投手陣が乱れ大敗した。
2点を追う初回2死、前川が右越えソロを放ち、1点をかえす。さらに2回1死一、三塁の場面で藤田健斗捕手(20)が一時同点の右前適時打を放ち、追いついた。
しかし、先発アーロン・ウィルカーソン投手(33)が、リチャードに2打席連続本塁打を許すなど、5回6失点で降板。打線もその後は援護できなかった。
平田2軍勝男監督(63)の一問一答は以下の通り。
-前川がホームラン
「1打席目、見事な弾道でね。昨日、今日とチャンスで打てないところはいろいろ反省はあるけど、ゲームに出ないと覚えられないからね。これからいろいろ経験してくれたらいい。今日はスライダー見逃してしまったりちょっと大事に行こうとしたところがあったけど、彼らしく振って積極的に。大事にいこうじゃなくて、積極的にいかなあかんな」
-守備は時間がかかる
「守備はまだやな。トレーナーと相談してから」
-井上の死球
「肘の下のところで、かなり痛そうに下向いてたから。大丈夫ですと言っていたけど、スイングして帰った後にかなり下を向いてた。俺が止めさせた」
-今後の出場は
「1日寝れば治る! そんなやわな選手じゃないよ」
-先発ウィルカーソンは
「こういうフォローの風で、リチャードの2発が効いたな。フォローも初めから分かってることなので、そこは丁寧にいかなきゃいけないところ。向こうの先発田上のほうが低めに粘り強く投げられていたよね、うちがチャンスの時でも」
-今後1軍での中継ぎ起用も
「いや、それは何も聞いていないね」
-マジック6が点灯したが
「今日は2点取られて、すぐに2点とったけど追い越せなかった。打たれもしたけど、打ち合いにならなきゃ(だめ)。ソフトバンクさんの方がまだ力が上だということよ。今日なんかは見ててわかるでしょ。まだまだソフトバンクより劣っているということを思い知らされたね。再来週にまた(直接対決が)あるんだからその時のために練習だよ」
-気を引き締める
「引き締めることはないよ、実力をつける。こういう投手でもなんとか打てるようにしっかりと実力をつけなきゃ。まだまだ実力不足」
-北條は実戦復帰でタイムリーも
「点差が開いた場面で打っても喜ぶような選手じゃないよ。ベンチでもしっかり声を出してくれている。1軍でも2軍でも。そういうところで変わるような男じゃないよ」