西武水上由伸投手(24)が大ピンチをしのいだ。

7回2死無走者から1点差に迫られ、先発の松本から2番手の森脇、3番手の公文とつないだが、あと1死が奪えずに、この回4人目の登板となる水上がマウンドへ。2死一、三塁で1ボールからの2球目が暴投となって二、三塁とピンチは広がったが、直後の3球目のスライダーで杉谷を一直に打ち取った。

水上は「今シーズン、ワンポイントでの登板は初めてだったので、久々に力みましたね。(敵地の)歓声もすごかったので、自分のやることを確認して、雰囲気にのみ込まれないように気をつけました。2ボールになってから、山川さんがマウンドに来てくれて『大丈夫だから!』と言ってもらってから、落ち着くことができたと思います」と、振り返った。

辻発彦監督(63)も「結果的にいい当たりでも(投げた)コースが良かったからアウトを取れた。踏ん張ったのが大きかった」と勝利のポイントとして挙げた。直後の8回には打線が3点を追加。試合の流れを渡さなかった水上のワンポイントリリーフが、チームの3位浮上へとつながった。

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