西武は29日、今季限りでの引退する十亀剣投手(34)がアマチュアのスカウト担当に、戦力外通告を受けていた佐野泰雄投手(29)が先乗りスコアラーに就任したと発表した。縁の下でチームを支えていく。

2人のコメントは以下の通り。

◆十亀投手 このたび、スカウトの職に就きました。ライオンズの戦力となる選手を発掘するという仕事に、新たなやりがいを感じているところです。高校、大学、社会人といろいろな環境で野球をしてきた自分の経験を生かして、選手発掘のため走り回りたいと思います。そして何より、選手時代から困った時に最も頼りにしていたのが、アマチュアの頃から自分のことを知ってくれているスカウトの方でした。選手が入団したらそれで終わり、ではなく、困った時にいつでも相談にのってサポートしてあげられるようなスカウトになりたいと思います。

◆佐野投手 幼い頃からずっと埼玉で過ごしてきましたので、これからもライオンズの力になれるということをうれしく思いますし、とても感謝しています。僕は現役時代、試合前のミーティングでいつもスコアラーさんから貴重なデータをいただいていて、ピッチングに役立っていました。その説明も分かりやすくて、本当に助けられました。個人的にもデータ分析や投球解析にも興味を持っていましたし、割と得意な方だと思います。これからは僕が収集したデータを駆使して、それをチームに還元して勝利に導けるよう、裏から支えたいと思います。

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