元広島の前田智徳氏(51)の次男、慶大・前田晃宏投手(1年=慶応)が5・6位決定トーナメントの早慶戦に先発した。

1点の援護をもらい、初回は3者凡退。

2回は連打と四球がからみ、2失点で逆転を許した。

その後は追加点を許さず、5回は2死満塁のピンチを中飛に抑え、グラブをたたきながらベンチへ戻った。

5回を被安打5の2失点、83球で降板した。「球が全然いかなかった。しっかり切り替えて、低めに変化球をしっかり投げることを意識していた。変化球で抑える思考に切り替えた。泥くさいピッチングができたことはよかった」と話した。

リーグ戦の早慶戦は、2連敗で今秋シーズンを終えた。フレッシュトーナメントになっても「絶対に勝ちたいと思っていた。先発として試合をつくって、勝ちにつなげたかった」と悔しさをにじませた。

来季に向けて「課題は直球。最速も145キロは出せるようにしたい」と目標に掲げた。