広島西川龍馬外野手(27)が22日、所用で訪れたマツダスタジアムで新背番号5を決断した経緯を語った。球団からいくつか背番号が提示された直後、長野の電話を鳴らしたという。「俺は龍馬がつけてくれたらうれしい」。長野からの言葉で「つけて頑張ろう」と背番号5を引き継ぐことを決断した。

巨人へ無償トレードされた長野とは、今季までマツダスタジアムのロッカーは隣同士だった。誕生日は4日違いで、ともにきれい好き。食の好みも近い。「球場だけでなく、プライベートでもお世話になった」。突然のトレード移籍に、あまり実感を感じられなかったという。ただ、球場に行き、ガランとした隣のロッカーを見ると新背番号への決意も固まった。「番号に恥じぬように。(チョーさんに)頑張っているなと思ってもらえるようにやっていきたい」。

新井新体制下でも、攻撃陣の中軸が期待される。年内は広島県内を中心に自主トレ、来年1月は例年通り徳之島での自主トレを行い、巨人長野と再会する新シーズンに備える。

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