阪神は3日、20年から2年間在籍したジェリー・サンズ氏(35)が、来季から駐米スカウトに就任すると発表した。

サンズ氏は球団を通じて「2020年、2021年の2シーズン、タイガースの一員としてプレーさせてもらい、今年の6月をもって私は現役を引退しました」と明かし「このたび、タイガースから駐米スカウトとしてのオファーをいただき、もう1度タイガースの一員としてチームに携わることができることを大変光栄に思います。選手とは違う駐米スカウトという立場にはなりますが、これまでさまざまな場所で選手としてプレーしてきた経験と知識を生かし、スカウト活動はもちろん、入団後の外国人選手たちのフォローをすることでタイガースに貢献したいと思います。また、世界一のタイガースファンのみなさまに会えることを楽しみにしています」とコメントした。

サンズ氏は在籍2年間で通算198安打、39本塁打、129打点。アメリカ、韓国、日本球界を渡り歩いた経験を生かし、新助っ人発掘へフル回転が期待される。

また、05年のリーグ優勝に3番打者として貢献し、引退後14年間駐米スカウトを務めたアンディ・シーツ氏(51)が今季限りで退任することも発表された。

シーツ氏は「選手として3年、スカウトとして14年という長きにわたり、タイガースという素晴らしい組織の一員でいれたことに心から感謝します。私はスカウトではなくなりますが、タイガースの将来は非常に明るく、私自身タイガースの一員であったことを誇りに思っていますし、これから先も永遠にタイガースの一員です。タイガースファンのみなさんにも本当に感謝しています。あなたたちは、間違いなく世界一のファンです。私も今からはタイガースファンの1人として、いつか阪神甲子園球場で冷えたビールを片手に、みなさんと一緒に試合を見る日が来ることを楽しみにしています。私に携わっていただいたすべてのみなさん、本当にありがとうございました」とコメント。シーツ氏から今季限りでの退任の申し出があり、後任としてサンズ氏の就任が決定した。

【関連記事】阪神ニュース一覧