阪神2年目の森木大智投手(19)が14日、将来的なメジャー挑戦への思いを明かした。

藤浪がアスレチックスに移籍することが球団から正式に発表され、「やっぱりあれぐらいの選手がメジャーに行くんだなと。すごいな」と目を輝かせた。「(自分も)いずれはとは思ってますけど、まだまだそんなレベルじゃない。ちょっとずつ近づいていければ」と青写真を描いた。

同じ高卒でドラフト1位入団した9学年上の先輩と1年間プレーし、多くの刺激を受けてきた。「野球につながるトレーニングを意識されていた。ずっと長く戦っていくために自分の体と向き合ってやっていくことをすごく体現されていた」。プレーを目の当たりにし「軽く投げている感じでも打者を圧倒するボールを投げていた。理想です」とあこがれる。高卒1年目から3年連続2桁勝利を挙げたことには「本当に“バケモノ”だなと思います」とリスペクトしてやまない。

首の張りで別メニュー調整の右腕は、鳴尾浜でリハビリに努めた。前日13日から約15メートルの距離で2、3割くらいの力感でキャッチボールを再開。春季キャンプ中にブルペン入りを目指す見通しだ。目標はかねて「世界一の投手」と掲げる。藤浪の背中を追い、日々精進していく。【古財稜明】