ヤクルトのドラフト2位西村瑠伊斗内野手(18=京都外大西)が「アベレージヒッター経由、スラッガー行き」のプロ街道を走り始めた。17日、埼玉・戸田球場で行われた新人合同自主トレ第3クール初日に参加。他の新人に勝る点を聞かれ「ミート力では負けない」と語った。高校通算54本塁打の記録を持っているが「初めは単打、単打で稼いでいこうと思っている」との考えを示した。

打率が残せるように体が仕上がってきたら「本塁打も打っていけるように。でもミート力は落とさずに」とプロでの成長曲線を既に描いている。その上で高校の金属バットから木製バットに持ち替える際「ヘッドが効くバットがいいと思って」と巨人長野モデルを採用した。

高校時代の投手兼外野手からプロでは内野手に転向する。「ゴロのバウンドの合わせ方が難しく、イレギュラーもある。プロ野球の打球は怖い部分もあります」と初々しく話ながらも冷静に今の自分を分析し、理想の将来像を目指していた。【三須一紀】

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