“鬼モード”の日本ハム新庄剛志監督(51)が春季キャンプ第3クール3日目の13日、コーチや選手を“中間採点”した。12日楽天との練習試合(金武)では、開幕戦の相手に4失策と守備が乱れて2-13と大敗。コーチ陣にご立腹で、この日の全体練習前のミーティングでは「無言。いつもは、なんかボケるんだけど」。チームは14日に再び楽天と練習試合を行う予定。戦力の確認作業を続ける。

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11日から始まった第3クールで、初めて日本ハム新庄監督が口を開いた。「昨日の試合は負けてしまったけど、実戦でいろんな打球が飛んで、今の時期に課題を見つけさせてもらった。選手が悪いんじゃなくて、担当コーチがしっかり修正していかないと」。今年初めてNPBのチームと対戦した前日の楽天戦。守備の乱れで投手陣の乱調をカバー出来ず、大敗した。一夜明け、全体練習前のミーティングは「無言。いつもは、なんかボケるんだけど」と軽口を封印。「ミスして自分を許せるタイプと、すぐ許せないタイプがあって、オレは許せないタイプ。次にしないようにする。どの仕事でも、ミスした後、努力する人がさらに上に行ける」と“鬼モード”だ。

キャンプは、ほぼ折り返し地点。5試合の実戦で、打線の形は見えてきた。手応えを感じているのは、五十幡、加藤豪将内野手(28=メッツ3A)の1、2番。とりわけ加藤豪の打席に臨む姿勢に感心しきりで「結果が欲しいというより自分との戦いというか…」。ヒットを打っても、すぐにベンチ裏でスイングを繰り返す姿を褒め「KG(加藤豪)のバントやエンドランを見てみたい」と、次のステップを思い描いた。

俊足の五十幡には「少し(盗塁を)怖がっている。恐怖心をなくすよう言います」。筋トレでパワーアップした清宮の動きに「怖い。ちょっと(体のキレが以前に)戻ってきている」と一抹の不安を抱えながらも、同じく大砲候補の万波は「打席で変わってきた」と、精神統一が出来るようになって来たと評価。阪神からトレードで獲得した江越は「三振1回もしてないんじゃない? 三振をしていないことで自信がちょっとずつ付いてきた」と見る。

14日は開幕カードの相手、楽天と再び対戦。12日に代打で安打した浅間を、右翼でスタメン起用の予定。DHには「今川君か、万波君か、矢沢君も(12日に)打ったしね。ちょっと迷うな…。天気を見て決めます」。オープン戦までの実戦は、残り6試合。戦力の精査は、まだまだ続く。【中島宙恵】

○…12日の楽天戦で大敗し、すぐにテコ入れだ。打撃練習では行程メニューを一部、変更。ティー打撃に代わり、素振りを行った。提案したのは現役時代“代打の神様”と呼ばれた新任の八木打撃コーチ。今川は「野球の神髄として素振りをきちんとしていこう、と。夜間練習でも『マシンの球を打つことも大事だけど、素振りを大事にして欲しい』とよく言われます」と、説明した。

○…現役ドラフトで西武から加入し、1軍キャンプスタートだった日本ハム松岡洸希投手が、沖縄・国頭の2軍キャンプに合流した。12日楽天との練習試合で、1回6安打7失点(自責2)だった。

新庄監督は「必ず1軍のマウンドで活躍してくれる選手。ちょっと、ぽっちゃりしたような気がした。(体の)キレをもう少し出してくれたら、すぐ変わるんじゃないかな」と再起をうながした。

◆12日の練習試合(対楽天) 日本ハムは4失策と守備の乱れもあり、2-13で敗れた。初回は一塁走者の五十幡がけん制死。4回2死一、二塁で遊撃の上川畑が一塁への悪送球。これがきっかけとなり、この回3失点した。7回までに0-6とリードされて迎えた8回。現役ドラフトで加入した松岡が3連打などで2点を失うと、さらに無死一、三塁から三塁野村の失策も重なり、打者一巡の大量7失点。15安打を浴びた上にミスも飛び出し、大敗した。

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