ロッテは平沢大河外野手(25)が3打数2安打の活躍も、チームはわずか3安打に終わった。

前日4日のヤクルト戦でも先制2ランを放った平沢は「(今日も)2本を打てたことは良かった。まだまだ課題はあるので、それに向けてしっかり練習したいと思います」とレギュラー取りへ、満足はしていない。チームとしての1点も相手の暴投、捕逸の連続で得た得点。5回からの4者連続三振を含む12三振など、打線には課題が多かった。

吉井理人監督(57)が侍ジャパン投手コーチとしてチームを離れている間、監督代行を務める福浦和也ヘッドコーチ(47)も、悩める胸中を明かした。「投手も良かったですけれど、あれだけ真っすぐが前に飛ばないと…」と表情を曇らせた。「良い投手が出てきた時のタイミングが遅かったりだとか、スイングはなかなか変わらない。平沢が打ったのはすごいんですが、2本とも変化球だった。山口(のヒット)も。真っすぐを前に飛ばしたのは(遊ゴロの)友杉くらいじゃないですか」とボヤキに近い分析だった。試合後には選手らにも直球へのタイミングの意識を再確認した。

前日4日から本拠での声出し応援が解禁となり、試合前のメンバー発表時には監督代行として「福浦コール」も浴びている。「懐かしい感じですね。うれしいですね」とファンの大歓声に感謝した。【鎌田直秀】

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