ロッテ高卒3年目右腕の中森俊介投手(20)が、通算3試合目の登板でプロ初勝利を挙げた。

7回に2番手で登板し、先頭の日本ハム松本剛の中越え二塁打で走者を出すと、マルティネスの中犠飛で1点を失った。だが、その裏に2死満塁から暴投の間に二塁走者の藤原恭大外野手(22)も一気に生還し、2点を奪い逆転。仲間の援護にも助けられ、勝利投手の権利を得た。

中森は兵庫県丹波篠山市出身。明石商(兵庫)では1年夏から甲子園に出場し、2年春夏に連続で4強。20年ドラフト2位で入団した。昨季は2軍で6試合を投げ、防御率0・90。昨秋のフェニックス・リーグで吉井監督から高評価を受け、今季の春季キャンプでは最速152キロの少しスライドする直球を、同監督から「非常識な真っすぐ」と称され、若手期待のホープとして名前を挙げられていた。

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