ソフトバンクは敵地・ZOZOマリンでロッテに連敗を喫し、開幕から守り続けた首位を陥落して3位まで後退した。藤本博史監督(59)は厳しい表情で、待ち受ける報道陣の前を「今日はナシ、今日はナシ」と二言だけ言い残して素通りして行った。

2戦続けての打線組み替えも奏功しなかった。1番中村晃に加え、この日は2番に増田を起用。3番近藤、4番柳田、5番栗原の新クリーンアップで攻撃力アップを図ったが、ロッテ先発西野の前に打線は沈黙。7回を2安打に封じ込まれ、終わってみれば今季3度目の0封負けを喫した。

試合前の藤本監督は強気だった。「3連敗はどのチームでもするよ。まあ、10連敗したわけやないやろ。悲観することはない。野球は点を取らないと勝てないゲーム。投手が0点に抑えたら負けない。投手と野手のチームワーク」。投打の助け合いこそが勝利への最良の手段と説いていた。だが、その言葉通りの試合を吉井ロッテにやられてしまい、連敗も4に伸びた。

ロッテにはホームでの開幕カードで3連勝を飾ったが、“幕張の呪縛”は解けていないのだろうか。昨年10月2日のシーズン最終戦。逆転V逸の屈辱を味わった因縁の地で、白星が遠い。開幕8連勝のロケットダッシュを決めた昨年も、首位から陥落したのが今季と同じ16試合目だった。

厳しい表情で顔をつきあわせたゲーム後の首脳陣ミーティング。低迷打開へ向け、10打席無安打の新助っ人アストゥディーヨの2軍降格を決め、ファームから柳町を呼び寄せることになった。まだまだ焦る時期でもないが、トンネル脱出で好転のきっかけをつかみたい。【佐竹英治】

○…藤井が5回持たずKOされ、先発転向初黒星を喫した。「走者を出してから粘ることができなかった」。4回まで1安打無失点に抑えたが、5回に暗転。先頭安田の内野安打や連続四球で無死満塁にすると、平沢の適時打や押し出しなどで3失点(自責2)し、91球で交代した。「(5回は)もう少し大胆に行けばよかった。同じミスをしないように、次回の登板ではチームを勝たせられるような投球をしたい」と悔しさをにじませた。

○…大関が5連敗阻止を託された。23日の敵地ロッテ戦先発予定の左腕は「まずは最初から1つ1つ集中して投げたい」と気合を入れた。16日の敵地楽天戦は6回に4連続四球を与え降板。チームは逆転勝ちしたが「自分がどう変われるか。試されると思うのでしっかり力を出したい」と引き締めた。ロッテ戦は昨年2勝し、今季の開幕試合でも勝利を収めている。「去年から(ロッテは)抑えているので、そのまま続けたい」と相性の良さをぶつける。

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