楽天岸孝之投手(38)が史上51人目の通算150勝を達成した。ロッテ打線を8回6安打1失点に抑え、今季登板4試合目で初勝利(1敗)を挙げた。

試合後のお立ち台では、西武時代からバッテリーを組む女房役の炭谷銀仁朗捕手(35)との軽妙なトークで盛り上げた。

「100勝、150勝と、まさか銀と組んで達成できると思ってなかったので、うれしいです」と言いつつ、2本の適時打で2打点の打撃について問われると「銀もバットを持っているんで、振ったらたまには当たるんで」と球場の笑いを誘った。

炭谷も「バット持ってるんで、何が起こるか分からないので、打てて良かったです」と応じ、さらに笑いが起きた。最後は「この状況で僕の話はいいと思うんで、ひと言だけ。岸さんも今年39歳になりますけど、まだまだ進化していきます。200勝目指して頑張ってください!」と呼びかけた。

◆岸孝之(きし・たかゆき)1984年(昭59)12月4日、宮城県生まれ。名取北-東北学院大を経て06年大学・社会人ドラフト希望枠で西武に入団。1年目の07年、西武の新人では松坂以来となる2ケタ勝利(11勝7敗)。08年巨人との日本シリーズでMVPを獲得。14年ロッテ戦で史上78人目のノーヒットノーランを達成した。プロ通算150勝105敗。180センチ、77キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は2億5000万円。

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