巨人が4点差を守り切れずに逆転負けを喫した。連敗で4位浮上とはならなかった。

1回先頭、今季2試合目のスタメンで今季初1番の広岡が投前へボテボテのゴロが転がり一塁へ全力疾走。ヘッドスライディングで内野安打をもぎ取ると、次打者秋広への3球目にはすかさず二盗を成功して無死二塁とチャンスを作る。秋広が一ゴロで走者を進め、坂本がサードベース直撃の内野安打で幸先よく先制した。

2回にもブリンソンの適時二塁打、戸郷の中犠飛、秋広の適時打で3点を追加し、序盤で4点のリードを得た。

先発の戸郷翔征は97球の粘投を見せたが、両リーグ単独トップの4勝目はスルリとこぼれ落ちた。

102球を投げて3勝目を挙げた4月26日の阪神戦(甲子園)から今季初めて中5日で臨んだ先発マウンド。オスナと山田にソロを浴びて2点差とされると、さらに続く村上に四球、1死からオスナにも四球を与えて1死一、二塁。長岡を一ゴロで打ち取って2死一、三塁で中村を打席に迎えたところで降板となった。しかし、2番手の鍵谷が中村に2点適時二塁打を浴びて試合は振り出しに戻った。

8回にはドラフト3位ルーキーの田中千が1死一塁からオスナに2ランを浴びて8試合目にしてプロ初失点。2点を勝ち越された。8回先頭で中田翔が7号ソロを放って1点差に迫るも反撃はここまで。試合前時点で0・5ゲーム差だった4位ヤクルトに敗れ、5月は黒星スタートとなった。