西武が渡部健人内野手(24)とデビッド・マキノン内野手(28)の1発攻勢で楽天に快勝した。先発の今井達也投手(25)も自己最多の10勝目を挙げた。

序盤から打線が火を吹いた。2回2死一塁、渡部がフルカウントから楽天塩見の119キロチェンジアップを泳ぎながらも左中間に運ぶ先制の6号2ラン。タイミングを外されるも「前でさばくっていうのを意識したのでスムーズに行った」と納得のアーチとなった。

打線はさらに3回1死一塁からマキノンが塩見の低めのフォークをすくい上げ、左翼席中段まで高々と運ぶ14号2ランで追加点を挙げた。842日ぶりの先発となった塩見を4回KOとした。マキノンは5回にも1死一、二塁から宮森の123キロスライダーを、今度は低いライナー性の打球で左翼スタンド最前列に突き刺す2打席連続の15号3ラン。来日初の2打席連続弾で5打点の活躍に「何よりもチームの勝ちに貢献できたことがうれしい。いいスイングができた」と笑みを浮かべた。

先発の今井は最速155キロを計測し、8回を4安打8奪三振2失点。119球の熱投で10勝目を手にした。節目の白星にも「勝ち星はそんなに気にしていない。長いイニングを投げられたのが良かった」と淡々と語った。西武先発陣は高橋と平良が既に10勝。そこに今井も加わり球団として2年連続の「10勝トリオ」が完成した(昨年は高橋、エンス、与座)。隅田も今季9勝を挙げており「10勝カルテット」に王手をかけた。

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