そら“ゲーム漬け”よ-。阪神森下翔太外野手(23)が、9日に開幕するみやざきフェニックス・リーグの初戦から参加することが5日、決まった。主力組は14、15日の2試合に参戦する予定だったが、レギュラーでは森下1人が初日から実戦で打席数を重ねる。18日から始まるCSファイナルステージへ向け、岡田彰布監督(65)が用意した「実戦合宿」で状態をピークに持って行く。

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日本シリーズ進出へ、「3番森下」の完全復活を期待する岡田監督が特例の「実戦合宿」を用意した。近本、佐藤輝ら主力組はフェニックスリーグの14日の西武戦、15日の日本ハム戦の2試合に出場する予定。指揮官は森下に関して9月末に「ちょっと多めに試合出してもいいしな」と前倒しして参加する可能性を示唆していたが、初戦の9日巨人戦から参戦することが決定した。

森下はシーズン終盤でどん底から抜け出しつつある。9月14日のリーグ優勝後、極端に状態が低迷。同29日DeNA戦ではボール球に手を出し続け2三振を喫して途中交代。ベンチでは悔し涙を流したほどだ。翌30日の広島戦では代打で左前打をマークし、1日の同戦で長打を含むマルチ安打、最終戦の前日4日ヤクルト戦でも左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、3試合連続ヒットと最終盤に兆しが見えた。

森下は最大で主力組より4試合多い6試合に出場する予定だ。岡田監督は「練習ではそんなに悪うない。試合で壊れんようにしたらええやん」と説明した。9月末にはシーズン終了後の打撃の「突貫工事」を予告していたが、「すぐ直りよったやん。自分が崩れんかったら治るということやろ。(実戦で)自分で気づけばええんや」。打席数を重ねることで、より良い感覚をつかんで身に染みこませることを提言。「まあゲームの中で結果が出たらええわけやから」と期待した。

森下の他にも、ミエセス、原口、糸原、小幡、小野寺、長坂らが9日の初戦から参戦する。14日の西武戦では、自身の不祥事で公式戦の出場停止処分を受けていた山川ともマッチアップする見込みだ。南国の地で打席での感覚を研ぎ澄まし、18日から始まる広島もしくはDeNAとのCSファイナルステージへと胸を張って挑むべく、“ゲーム漬け”で状態を最大限まで高める。【古財稜明】

◆みやざきフェニックス・リーグ 若手選手の育成を目的とした秋季教育リーグで、宮崎では04年から実施されている。今年は10月9日から30日まで22日間。イースタン、ウエスタン両リーグの計12球団のほか、四国ILplus選抜、日本独立リーグ野球機構選抜、韓国プロ野球選抜が参加。宮崎市のアイビースタジアムなど宮崎県内の計10球場を使用し、有観客で全144試合を予定。

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