楽天茂木栄五郎内野手(29)が、今季取得した国内FA権を行使する可能性が10日、浮上した。

8年目の今季は若手の台頭もあり、1軍で8試合出場のみ。打率0割8分3厘、0本塁打、1打点。4月19日のオリックス戦を最後に2軍暮らしを続けた。残留と行使の両方を視野に、球団と話し合いを進めていく。

権利を行使した場合には、かねて茂木を評価してきた日本ハムが獲得調査に乗り出す可能性が高い。2年連続最下位に沈んだ日本ハムは、内野手が固定出来なかった。チーム打率は12球団ワーストの2割3分1厘、失策数も12球団ワーストの94と不名誉な数字を重ねた。

茂木は19年に自己最多の141試合に出場。20年にはキャリアハイとなる打率3割1厘と、安定した打撃で存在感を示した。小柄ながらパンチ力も持ち合わせており、17、19、21年には2桁本塁打も記録。本職の三塁に加え、遊撃の守備もこなすユーティリティーさも兼ね備える。日本ハム以外の複数球団も動向を注視する中、茂木が決断を詰めていく。

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