東大は中盤以降に失点を重ねて、初戦を落とした。1997年(平9)以来の最下位脱出へ、第2戦以降の巻き返しを狙う。

今春から1番打者に定着した酒井捷(すぐる)外野手(2年=仙台二)が勝負強い打撃を見せた。5回1死一、三塁で、2ボールから右翼越えの適時二塁打を放ち、ベンチへガッツポーズ。「ランナーが得点圏にいる場面だったので、積極的にファーストストライクから狙っていこうと思っていました」と振り返った。

この日は3打数2安打とし、打率はチームトップの3割5分3厘。1番打者として存在感を増している。夏の間にウエートトレーニングに力を入れ、さらに打撃フォームを見直したこともあり、長打力がアップ。二塁打5本はリーグトップを誇る。「練習の成果かなと思います」と淡々と話した。

普段はクールな印象だが「野球をやっていて、初めてうれし泣きしました」というのが今月8日の法大戦。4-2で勝利した。今年初めての白星で、仲間が笑顔で喜ぶ中、グラウンドで大泣き。「恥ずかしかったです。先輩にすごいイジられて…」と苦笑い。今年のチームにとって初勝利だったため「目の前がパッと明るくなったように感じた」という。

4年生とともに戦う最終戦。「4年生に恩返しできるように頑張りたい」と最下位脱出へ勝ち点を狙う。

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