ソフトバンク小久保裕紀新監督(52)が25日、26日のドラフト会議で国学院大の最速153キロ左腕・武内夏暉投手(4年=八幡南)を1位指名することを公表した。

小久保監督は「どのスカウトに聞いても(武内は)1番評価が高い。その選手は間違いないでしょう」と話した。24日には西武も同左腕を公表していた。

ホークスは直近3年間は20年佐藤輝(現阪神)、21年風間、22年イヒネと3年連続で1位指名を公表してきた。ただ、今年に関しては永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長(48)は「いい選手がたくさんいる。突出した選手がいない。力が拮抗している分、最後まで迷うかなと思います。他球団の動向も見ながら」と語っていたが、ドラフト前日に公表することを決断した。

今シーズン12球団唯一の規定投球回に達した投手はおらず、2桁勝利も10勝をマークした有原のみ。左腕に限ってはベテラン和田が8勝、開幕投手の大関は5勝と先発勝利を挙げたのは2人だけ。武内は完成度が高く即戦力投手として評価されており、さらに貴重なサウスポーだ。ホークスにとって補強すべきポイントと合致している。

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