西武の新外国人選手4人の入団会見が4日、行われた。なんともなごやかな会見。4人がカウンター席で談笑しているような、そんな空間だった。

4人中3人がドミニカ共和国出身で、残る1人もベネズエラ出身。渡辺久信GM(58)も「全員ラテンの選手なのでもともと明るい」と会見中、何度かつられて笑っていた。中米出身者がそろったことは「たまたまそうなっただけで。集めようとは思っていないです」と説明した。

報道陣から向かって左端に座るジェフリー・ヤン投手(27=マーリンズ3A)が場の中心にいた。彼が何かを言うと、先輩たちに笑いが起きる。「日本に来て、まだ何も写真を撮ってないです」。普通のことをちょっと笑いながら言うだけで、なぜか笑われる。

隣のアルバート・アブレイユ投手(28=ヤンキース)はちょっと知的に白い歯を見せる。どーんと構えた唯一のベネズエラ出身、ヘスス・アギラー内野手(33=アスレチックス)は、たまに前のめりでツッコミを入れる。渡辺GMは「アギラーがヤンのお兄ちゃんみたいに見守ってるな」と笑った。

右端のフランチー・コルデロ外野手(29=ヤンキース)は体を正面ではなく、3人の方に向けてそれぞれに興味津々。ヤンは「話しながらそういう雰囲気を出すことで、みんなも明るくなる。僕だけじゃなく、みんなにも明るくなってほしいので」。なんともすてきなスピリッツだ。

大型左腕のヤンはメジャー経験こそないものの、秘めたる素質にも注目が集まる。ソフトバンク・モイネロのような体格をした左腕で、直球も150キロ台終盤をたたき出す。渡辺GMは「体つきは(モイネロに)似てますけど、まだ及ばないと思う」としつつ「ポテンシャルはものすごく高いので、うまく日本野球に順応してくれたらとんでもなくなると思います」と夢を口にする。

(いい意味で)お調子者のヤンは、三振奪取時の跳びはねるパフォーマンスも会見後にやってのけ、兄貴分の3人も大いに笑った。この団結力のまま、チームに飛び込む。【金子真仁】

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