イースタン・リーグに新規参入するオイシックス新潟アルビレックスBCに入団した能登嵩都投手(桐蔭横浜大4年)が、17日に静岡で2次キャンプに入る。3月1、2日にはエスコンフィールドで日本ハム2軍との春季教育リーグが予定されており、まずは同戦での登板を目標にチーム内の競争に挑む。「地元の人に5年前の自分を思い出してもらえるような投球をしたい」。旭川大高(現旭川志峯)のエース右腕として甲子園に出場した当時のように、地元・北海道での快投をNPB入りへの足がかりとする。

大学4年間は「試合に出続けることができなかった」と悔しい記憶が残った。2年春からベンチ入りしたが、3年夏に発症した緊張性頭痛が不調の要因となり、大学通算3試合登板にとどまった。だが試合に出られない中、上半身のトレーニングを始め、4年春には最速を3キロ更新する147キロに伸びた。「腐らずに自分を貫けたことは今後の人生に生きてくると思う」と、人知れず積み重ねてきた努力を武器にしていく。

座右の銘はバスケットボールの神様、マイケル・ジョーダン氏の名言として知られる「運命よ、そこをどけ。俺が通る」。この言葉を高校時代から胸に秘めてきた。「高校では、甲子園に行けない運命があったとして、運命に従うのか、努力してその運命から外れるのかと解釈していた。新潟でもひたむきな努力を重ねていきたい」。着実に実績を積み重ね、NPB入りの運命を切り開く。【石井翔太】

◆能登嵩都(のと・しゅうと) 2001年(平13)9月29日、旭川市生まれ。神居少年団で野球を始める。神居中時代は旭川大雪ボーイズに所属し、投手を務める。旭川大高(現旭川志峯)では1年秋からベンチ入りし、2年秋からエースとしてチームをけん引。3年夏の北北海道大会で2連覇を成し遂げ、甲子園に出場。桐蔭横浜大では通算3試合に登板し、勝ち星はなし。家族は両親と妹。183センチ、87キロ。右投げ右打ち。

◆NPB2軍への新規参入 今季からオイシックス新潟アルビレックスBCがイースタン・リーグ、ハヤテ223(静岡)がウエスタン・リーグに参入する。北海道関係ではオイシックス新潟に能登が入団するほか、ハヤテ223には村上航投手(23=札幌白石-北海学園大)と早川太貴投手(24=大麻-小樽商科大)が入団した。