3季連続優勝を狙う福岡大が九大に逆転勝ちし開幕2連勝を飾った。救援で公式戦初登板の2年生2投手が無失点リレーで勝利を呼び込んだ。3回から救援3番手の最速139キロ左腕、楠井悠太投手(下関商)が7回4安打無失点で初勝利。2回のピンチに2番手救援の左腕、久我遥希投手(福岡大若葉)が無失点で悪い流れを絶ち切るなど、頼もしい新戦力が躍動した。
新戦力が逆転勝ちを引き寄せた。楠井が公式戦初登板・初勝利で貢献だ。「準備はしっかりできていた。テンポよく打たせられた」。雰囲気にのまれず6三振を奪う4安打無失点と躍動した。キレのある直球を中心に三振を量産、決め球の横スライダーで3、6回の2度、ピンチを併殺でしのぐなど100キロ台カーブも駆使して翻弄(ほんろう)。2点ビハインドの3回からマウンドに上がり、1四球の定感で7回一気の逆転劇に導いた。
初登板だった最速140キロの久我も流れを変えた。先発が3失点した直後の2回途中から救援。自らのボークで無死三塁のピンチを招いたが「気持ちを切らさずゾーンに投げた結果、アウトにできて良かった」という力投で3/3を無失点。堀壮太監督(42)は「よく流れを変えてくれた。収穫になった」と世代交代に手応えを感じとった。
だが、実は楠井は「1年からいいものがあった。先発能力はある」(堀監督)という実力の持ち主だった。久我も1イニングを基本とするピンチの救援でオープン戦から結果を残し、活躍の可能性はあった。3季連続優勝を目指すチームにあって、若い力の台頭は大きい。【菊川光一】



