育成契約でのヤクルト移籍が決まったくふうハヤテの西浜勇星投手(21)が27日、喜びをかみしめた。本拠地で行われたウエスタン・リーグ阪神戦前に、移籍発表後初めて取材対応。「セパ12球団に戻りたいと思って静岡に来た。本当にうれしいという気持ちが一番」と笑みを浮かべ、実感を込めた。

西浜は、独立リーグのBC群馬から22年育成ドラフト1位でオリックスに入団も、1年で戦力外に。くふうハヤテで再起を期した今季は、21試合に登板(うち先発19)して4勝8敗の成績を残した。最速154キロ右腕は、持ち味の直球を含めた伸びしろを評価され、“昇格”をゲット。今年からウエスタン・リーグに参入した新球団からNPB12球団への移籍1号となった。

球団が掲げるテーマの1つ「再生」を実現した西浜。赤堀元之監督(54)は「チームにとっても良い影響を与えてくれたと思う。もっとやれると思うし、ここで得たことを生かして支配下、そして1軍での登板を目指してほしい」とエールを送った。

この日の阪神戦での登板はなかったが、試合後にファンにあいさつ。拍手で激励され、チームメートからは胴上げで祝福された。「もう1度チャンスをいただけた。今度こそ、支配下に上がって1軍で活躍できるように頑張っていきたい」。28日に正式契約を結び、近日中に新天地に合流する予定。2度目のNPB挑戦が始まる。【前田和哉】

◆西浜勇星(にしはま・ゆうせい)2002年(平14)11月23日生まれ、群馬県太田市出身。関東学園大付-BC群馬-オリックスを経て今季からくふうハヤテでプレー。右投げ左打ち。独身。181センチ、78キロ。血液型O。