どすこい弾で大逆転! ソフトバンクが最大4点差を跳ね返し、今季初の3連勝&カード勝ち越しを決めた。5-6の9回1死一、二塁で4番山川穂高内野手(33)がオリックス平野をとらえて逆転2号3ラン。負ければ一夜で最下位Uターンの危機で、4番が起死回生のアーチを描いた。オリックス戦は昨季から10連勝で京セラドーム大阪では7連勝。近藤や柳田ら主力に故障離脱が相次ぐ中で、鷹の主砲は元気いっぱいだ。

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“魔法”にかかった主砲は強い。1点差の9回。周東、佐藤直、中村がつくった1死一、二塁の好機に山川が一振りで応えた。「決める意識でした。いつもそう思ってるんですけどね。(四球で出塁した中村)晃さんのアプローチの仕方を見ても決めようと思っていました」。平野の初球フォークを弾丸ライナーで左翼席へ。両軍合わせて30安打と白熱した乱打戦を制した。

6日の西武戦で今季1号をみずほペイペイドームで放った。「不思議ですよね。そういう魔法がある」。生粋のホームランアーチストは一気に波に乗った。同試合から3試合で12打数8安打、2本塁打、9打点。昨季のパ・リーグ本塁打王と打点王が完全にお目覚めだ。「シーズンの1本目は難しいんですよね。2試合連続、3試合連続、3打席連続とか、同じホームランですけど、1本目は価値が違う。最初のヒット、ホームランが早めに出ることは大事です」。山川はすがすがしく話す。

この日は最大4点差をつけられながら8回に3得点。1点差に詰め寄ってのイケイケムードで4番が9回に大仕事を果たした。「勝てると思わないですよね。あの感じだと。でも諦めることはないです」。無我夢中に逆転を信じたナイン、主砲に勝利の女神はほほ笑んだ。

打線は腰を手術した近藤、右脇腹を痛めた栗原に続き、柳田まで右太もも裏の張りを訴えた。頼みの山川は元気だが「けがしないことと思ってますよ。(自分が)抜けちゃったらやばいんでね。専属のトレーナーさんを付けてみっちりやってます。とにかくけがなく元気にできるように」と細心の注意を払う。

これで今季初の3連勝&カード勝ち越し。負けていれば最下位転落の危機を山川が救った。対オリックス戦は昨季から10連勝で京セラドーム大阪では7連勝。ソフトバンクが勢いづいてきた。【只松憲】

▽ソフトバンク小久保監督(打撃戦を制し)「すごい試合でしたね。オリックス打線も強力ですが、ホークス打線も良くなってきている。主力がいない中でね」

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