早大の小宮山悟監督(59)が自責の念を述べた。
かねて使わない方針を示していたビデオ検証を、延長10回1死満塁の場面で要求。二-捕-一のダブルプレーが成立したと訴える選手たちの主張に従っての行動だったが、一塁セーフの判定はくつがえらなかった。
「(初代部長の)安部先生の『審判の判定は従わなければいけない』という教えに背いてしまった。敗戦よりも重たい負けです」と重く受け止めた。
先発を託した伊藤樹投手(4年=仙台育英)が3回8失点と乱れ、一時は立大に最大6点のリードを許した。コツコツと点差を詰め7回に左犠飛で試合を振り出しに戻し、9-9と同点の延長12回2死一、三塁には暴投の間に1点を勝ち越し。これで決着かに見えたが、その裏に立大の丸山一喜内野手(3年=大阪桐蔭)にまさかの逆転サヨナラ2ランを打たれ敗れた。
1勝2敗で立大に勝ち点を与える結果に、小宮山監督は「あの劣勢を挽回し、粘って(一時は)勝ち越した。残念ではありますが、非常にいい試合でした」と4時間17分の激闘を振り返った。とはいえ、リーグ3連覇を目指す上で、手痛い敗戦であることは変わらない。それでも「可能性がなくなったわけではない。残りの明治、慶応にしっかりとした野球を見せたい」と話していた。



