チーム全員が「キャプテン精神」で窮地を乗り越える。DeNAが、上半身のコンディション不良で抹消された4番で主将の牧秀悟内野手(27)を欠く中、天敵の巨人山崎を攻略。2点ビハインドの5回に6安打を集中し、一挙6得点でKOした。試合前時点で今季4戦3敗、防御率0・31と抑え込まれていた山崎から23年9月26日以来の白星で、2位巨人とのゲーム差を0・5に縮めた。

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天敵の巨人山崎に襲いかかったのは、2点を追いかける5回だった。先頭の桑原は「自分のミスで失点してしまったので、何とかしたいという気持ちだけ」と思いを込め、執念のヘッドスライディングで内野安打で出塁。京田が中前打でチャンスを拡大し、佐野の中前適時打、1死から宮崎の中前適時打で試合を振り出しに戻した。

前夜、21安打で14得点を奪ったDeNA打線は勢いに乗ると破壊力は球界屈指。なおも1死一、二塁から山本の適時二塁打で勝ち越し、押し出し四球と桑原の2点適時二塁打でこの回一挙6点を奪った。決勝打の山本は「前の打者からつないでつないで回ってきたチャンスだったので、何とかしたかったのでうれしいです」と話した。

ミスをチーム一丸でカバーした。0-0の2回無死二塁、右中間への打球を中堅の桑原、右翼の蝦名が交錯しかけ、ボールが外野を転々とする間に先制点を献上。2死からジャクソンの暴投で2点目を失った。桑原は「僕のミスをみんながカバーしてつないでくれたので、僕もつなぐことができてよかった」と安堵(あんど)した。

試合前にチーム内に走った衝撃も全員で補った。主将で4番の牧が上半身のコンディション不良で抹消。大黒柱を欠く中、5回には原点に返った中堅中心の打撃で山崎に6安打を浴びせ、一気にKOした。桑原は「チーム全員で束になって、攻略できたと思います」と笑顔。三浦監督は「やられっぱなしだったけど、全員でつないで得点できた」と評価。初回に1000安打を放った桑原のメモリアルを白星で飾った。

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