阪神森下翔太外野手(25)が初の大台を突き破った。

3点を追う6回。先頭打席に立った背番号1は好球を待った。中日先発大野が警戒するあまり3ボールとなった4球目。高めに来た142キロストレートを見逃さなかった。打球は高々と舞い上がり、滞空時間の長いアーチとなった。阪神ファンを熱狂させる左翼スタンド中段への20号ソロ。逆転された直後に3番が意地を見せ、試合を分からなくした。

「スリーボールからだったので。高めというか、コースだけ絞って振り切りました」

キャリア3年目で初の20号。35本でリーグトップに立つ佐藤輝明内野手(26)に負けじと量産している。これで22年の大山悠輔(23本)佐藤輝明(20本)以来3年ぶりの20本コンビが誕生。「まずは最低(限)のノルマは1つクリアしたかなと思います。まだ伸ばせるんで。(あと)5本で(25本塁打)。最初からずっと言ってたんで。そこに向けてまだ試合数あるんで、伸ばしていきたいなと思います」。目前のリーグ優勝のその先、シーズン残り21試合を見据えた。

プロ入り通算46本目。国内最大級の広さを誇る中日の本拠地バンテリンドームでは意外にも初めての1発だった。これでセ本拠地6球場でのアーチをコンプリート。「広い球場で自分自身も打てていなくて。あまりイメージも湧かなかった球場だったんですけど。1本出たことで感覚としても残っていますし。あの打席も本塁打を狙いにいったわけじゃなく、しっかり振った中で打った本塁打なので。大振りにならずに自分のスイングっていうのを徹底してやっていきたい」

収穫も大きい1発になった。「明日、勝てばまたマジックを減らすことができるんで。明日、切り替えて頑張ります」。4日は今季最後のバンテリンドームでの中日戦。有終アーチで優勝マジックを減らしたい。【伊東大介】

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