DeNA筒香嘉智外野手(33)の放物線が聖地に帰ってきた。1点を追う4回無死一、二塁、横浜高の後輩でもある阪神伊藤将の高めカットボールを押し込んだ。高く舞い上がった打球は浜風にも乗って左翼ポール際への逆転16号3ラン。「うまくいい感覚の中で打てたかなと思います」と静かに喜んだ。

甲子園では昨季、今季と無安打で、安打、本塁打ともに米挑戦前の19年以来6年ぶりとなった。かつては横浜高の4番として名をとどろかせ、17年のCSでは泥だらけになりながら初の日本シリーズ進出への足掛かりとなった甲子園。「何か起きるんじゃないかという独特な雰囲気がある。そういった球場で勝ちにつながる一打を打ててよかった」とうなずいた。

8月の1軍再昇格後は、51打数14安打で10本塁打。ヒット3本に2本が本塁打という異次元の長打力で牧、宮崎らの不在を感じさせない爆発力を生み出している。直近3試合は無安打も「どうしようもできない感覚は全くなかった」と、つかんだ手応えは逃さない。

CSファイナルまで勝ち上がれば再び戻ってくる聖地甲子園で2連勝。阪神に今季初の3連勝と右肩上がりにチーム状態は上がってきた。「(阪神は)今年優勝したということはリーグで一番強いチーム。甲子園という独特な雰囲気の中でこの2試合勝てたのはまた違う見え方があるのかなと思います」。2位巨人とは1・5差。右肩上がりのままシーズンを走り抜ける。【小早川宗一郎】

▽DeNA三浦監督(筒香について)「いい形で決めてくれました。いいところで打ってくれますし、状態も上がってきていると思います」

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