阪神森下翔太外野手(25)が快音を響かせるたび、広島の虎党が湧き立った。今季4度目で5月5日巨人戦以来、約4カ月ぶりの1試合4安打。そして今季初の全5打席出塁で打線をけん引した。
「雨で遅れて入りも難しかったけど、1打席目にすごく集中して入れたので、この結果につながっった」
試合開始が1時間以上遅れたが、なんのその。初回の第1打席から左翼線二塁打を放った。0-0で迎えた3回2死二塁では先制の中前適時打。7回2死から右中間二塁打、9回の最終打席では2死二塁から左前適時打を放った。
「3本で終わらず、4本目絶対いったろうと」。普段から意識している固め打ちにも成功して2打点。今季85打点となり、プロ3年目で通算199打点。これまで球団生え抜き右打者で最多だった岡田彰布に並び、初の同200打点に王手をかけた。
今季はここまで両リーグ最多の勝利打点19。3回の先制打は直後に同点とされ決勝打とはならなかったが、今月初の適時打2本をマークした。7日にリーグ優勝を決めた後も計7試合で5打点。「優勝が決まっているとか、決まっていないとかは関係ない。自分に満足していないので、変わりなくやっている」と向上心は止まらない。
この日は「4番三塁」が定位置の佐藤輝が今季初のベンチ外。4番に大山、5番に木浪を据えた急造クリーンアップを力強くけん引した。【塚本光】



