【ホノルル(米ハワイ州)13日(日本時間14日)=佐藤究】 常夏の島から「鷹の恋人」徹底マーク宣言だ! ソフトバンク城島健司CBO(チーフベースボールオフィサー、49)が、来年3月以降は今秋ドラフト会議で1位指名した米スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(20)を現地で視察していく考えを明かした。本格的な交渉解禁は同大のシーズン全日程終了(来年5~6月)後となるが、ホークス入団を想定し、野球留学に励む左の大砲をチェックしていく。

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常夏の島で、城島CBOが“恋人”に思いをはせた。今秋ドラフト会議で1位指名し、自らの手で交渉権を獲得した左のスラッガー。海の向こうで野球留学に励む、米スタンフォード大・佐々木のことだ。

「来年の3月ぐらいから、彼(佐々木)のゲームを見ていかないといけないと思うので。今までは映像で(プレーを)見ているけど、やっぱり野球は生で見るもの。感じ方は人それぞれ違うと思いますし」

交渉解禁は同大学のシーズン全日程終了翌日からだ。来年5~6月ごろになり、今から約半年間もある。指をくわえて黙っているわけもなく、チーム編成が一段落する来年3月以降からは積極的に現地へ足を運ぶ。佐々木がプレーするリーグ戦を視察し、野球人としての姿勢を着眼点に挙げた。

「別に、打ったからって評価が変わるわけじゃない。自分が凡打したり、劣勢だった時に、野球人としてどういう教育を受けているかは非常に大事。そういうのは行ってみないと分からないです」

現状で佐々木の選択肢は複数以上ある。指名されたMLB球団への入団、ホークス入団、大学残留、他大学へ編入する4パターン。いずれにしても、来年7月の米ドラフト会議の結果を受け、最終的な決断を下す予定でいる。球団も本人の意思を最大限に尊重する構えだ。城島CBOも「彼の最終目標にメジャーリーグに行きたい(思い)があって、向こうに渡っているでしょうし。自分で納得する順位でそこ(MLB球団)に行くのが望ましい」と言う。ただ、ホークスの入団を想定した上で「うちのニーズでどれぐらいのところに入るのか。どれぐらい時間がかかるのかは、見極めなきゃいけない材料ではあります」と強調した。

ドジャース大谷の母校、花巻東(岩手)で高校通算140本塁打を放った大砲。王球団会長も、ぞっこんの超逸材でもある。リンタロー獲得を見据え、精力的に動いていく。

<ソフトバンクと佐々木麟太郎の交渉状況>

▼指名 10月23日のドラフト会議で1位指名。DeNAと競合の結果、城島CBOが交渉権を獲得した。さらに同日中に王会長が佐々木と直接電話で会話。「すごく喜んでくれて、こっちもうれしかったね。本人も『ありがとうございます』と言ってくれてね。ホークスに来ることになったら、一緒に高い目標をもって頑張ろうと伝えました」と明かした。

▼会見 マネジメント会社「株式会社ナイスガイ・パートナーズ」の木下博之氏が同27日、都内で会見を開いた。進路選択の時期について「米ドラフトを待って決めることになると思う。いろいろな状況を見ながら、最終的には本人が決断する」と説明した。

▼訪問 同28日に城島CBOが岩手・花巻東に訪問。野球部監督を務める父洋さんに指名あいさつ。同CBOは「礼儀的なあいさつ。うちに来てくれれば(王)会長の寿命が10年延びると思います」と笑顔で話した。

▼渡米 日本時間の11月5日に城島CBOが佐々木に指名あいさつ。米カリフォルニア州のスタンフォード大を訪れた。指名の当たりくじを王球団会長と自身のサイン入りで佐々木に手渡した。

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