侍ジャパンの阪神坂本誠志郎捕手(32)が大会ルールへの対応を進めている。
7日に沖縄・宜野座キャンプで行われたシート打撃で、同じく日本代表の石井大智(28)と組んだ。サイン交換はピッチコムの機器を着用して行った。
さらにNPB勢がクリアしなければならないのは、メジャーでは当たり前になった「ピッチクロック」。投手が返球を受け取ってから、走者なしでは15秒以内、走者ありなら18秒以内に投球動作に入らないと「ボール」を宣告される。
今回のシート打撃ではカウンターがないため、コーチがストップウオッチで計測。1球だけ15秒を超えたそうだが、坂本は冷静に受け止めていた。
「1球だけ15秒過ぎたかなっていう話にはなりました。たぶん、ファウルが飛んで(石井が)マウンドから遠いところでボールをもらってしまった。すると時間がなくなってしまう。できるだけマウンドに近いところでもらうようにするとか」と説明した。プレート付近に戻ってから返球を受ければ、時間のロスが少ないというわけだ。
ファウルなどのボール交換の際、球審が直接、投手にニューボールを投げ渡すケースもある。日本ではよく見る光景だ。この場合は、守備側は渡すタイミングを選べない。ただ、坂本は国際大会やメジャーでは基本的に捕手経由で返球することを知っていた。
「あまり審判がボールを投げることはないと思う。僕がもらって投げます。僕がどこで投げるかをコントロールする、もしくは僕が持っておけば時間をコントロールできる。走者がいなかったら大丈夫だと思っています」
球審へのボールの要求も、言葉ではなく、右手を球審に見せる「ください」のジェスチャーだけで十分と認識しているという。
WBC本番では、精神的に追い詰められる場面も訪れるはず。準備不足にならないように、今の時間を大事に使っている。



