ヤクルトが雨の“神宮花火大会”を制した。前日3日同戦は完封負けし開幕6戦目で初黒星。この日は打ち勝った。池山隆寛監督(60)は「初回チャンスをつぶした後で(伊藤は)ナイスバッティング。サンタナもうまくすくい上げたし(増田)珠もいいところで打ってくれた」とたたえた。

1点を追う2回1死無走者。伊藤琉偉内野手(23)が中日先発桜井の甘い球を見逃さず、初球を一振りで捉えた。左越えの今季2号同点ソロ。3回の先頭では、ドミンゴ・サンタナ外野手(33)が直球を捉え、左越えの今季2号勝ち越しソロを放った。2日までの5連勝の始まりとなった開幕戦以来のアベック弾で、また勢いをつけたい。

その後1点を追加しなおも無死一、二塁。増田珠外野手(26)も直球を捉え、バックスクリーン左への3ランとした。本塁打後にベンチの前で行う「増男」ポーズも披露。選手、ファンも拳を突き上げながら「ますおー!」と声を出して盛り上がった。「もっと打ちたい気持ちになる。思い切ったスイングができたのは良かった」。この回一挙5得点。桜井を3回途中でマウンドから降ろした。

先発山野太一投手(27)が4回に1点、5回に2点を失い2点差に。その裏1死二、三塁から、「8番投手」の左腕が自ら左前適時打を放った。「自分もつなげたらと。打てて良かった。次はいいピッチングで自分が試合をつくりたい」前回登板の3月28日DeNA戦でも先制適時内野安打。2戦連続適時打となった。

打線の勢いは止まらない。続く田中陽翔内野手(19)が1死一、三塁から右前適時打。6回には2死一、二塁から代打武岡龍世内野手(24)が右越え適時二塁打、田中が右前2点適時打を放ち、リードを7点に広げた。池山監督は「左対左で武岡も打ってくれた。サードも田中が打ったら武岡がうかうかできなくなってくる。いい具合にまわって競争している」と喜んだ。

7回には2番手大西広樹投手(28)が2失点した。8回もヘスス・リランソ投手(31)が無死満塁から無失点と、安心できない展開が続いたがリードしたまま試合終了。指揮官は「いいつながりができた。完封の後の勝利なのでね。打撃コーチも10点以上を今日目標にしてたみたい。大量点の後、打線沈黙というパターンも結構ある。明日も締めて頑張っていかないといけない」と力を込めた。連勝後の連敗は許さず。初黒星後も勢いは止まっていない。

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