14年前の4月6日はマエケンの「ノーノー記念日」だった。

楽天前田健太投手(37)は6日、先発する7日の日本ハム戦に向けて楽天モバイル最強パークで調整した。練習後に取材対応したベテランは「14年前の今日は何があった日かわかりますか?」と記者から問われると「覚えてるわけないでしょ(笑い)。なんかある? 何?」と不思議がっていた。

2012年4月6日。広島の若きエースだった前田健はDeNA戦でノーヒットノーランを達成した。答えを伝えられると「(日にちは)全然覚えてない(笑い)」と話した上で「いい思い出ですね」と、しみじみと振り返った。

実はその前年に快挙を逃していた。2011年10月25日のヤクルト戦。9回1死まで無安打投球も暗転した。藤本敦士に初安打となる二塁打を許すと、その一打を起点に逆転サヨナラ負け。まさに天国から地獄だった。

「めっちゃ後悔して、もっと9イニング目に気合入れて投げれば良かったなと思って、すごい後悔して、次の年にチャンスが巡ってきた」

記録達成時は23歳。先輩たちからはプレッシャーをかけられた記憶がある。

「ノーヒットノーランの時は結構、みんな触れないじゃないですか。カープの先輩はめっちゃ触れてくるんですよ。知ってる? ノーヒットノーランだよ? みたいなことを。トイレとかで会ったら『お前、絶対やれよ』みたいな感じで、みんな結構、バックアップしてくれたので、狙いにいけたというか。そういう感じもありましたし。めちゃくちゃ調子良かったのもあった」

相手チームから祝福されたことも印象に残っている。

「DeNAさんですかね、次の日かな、マツダ(スタジアム)にお祝いのでっかい花を送ってきてくれたりとかして、プロ野球っていいなって思いました。相手チームもその記録をたたえてくれたというか、そういうのもあったので、すごくいい思い出になってますけど、何日にやったとかは全く覚えてないです。ノーヒットノーランをやったということだけは記憶にあります」

7日の試合は3月31日のロッテ戦でノーヒットノーランを達成した、日本ハム細野と「ノーノー経験者」同士の投げ合いとなる。