阪神才木浩人投手(27)が令和のドクターKへ猛虎史上初の偉業に挑む。今季初の本拠地での伝統の一戦となる14日の巨人戦に先発。前回登板の7日ヤクルト戦ではセ・リーグタイ記録の1試合16奪三振をマークした。達成者は阪神江夏ら過去8人いるが、16三振を奪って2試合連続で2ケタ奪三振を記録したのは01年野口(中日)のみだ。球団史に新たな1ページを刻む可能性もあるが、甲子園で行われた1軍投手指名練習で最終調整を終えた右腕は冷静だった。
「いい物を出せたらいいかなと思いますけど、あんまりそこ(奪三振)を意識してもしょうがない。ゼロに抑えるところを頑張っていけたらいい」
あくまでも無失点に強くこだわる。それでも、期待せずにはいられない。今年は絶対的な自信を持つ決め球もある。「落ち方もいいですし、真っすぐとのコンビネーションが合っていると思う」。ホームベース側で落差が出るように改良を加えたフォークへの手応えは十分。常時150キロ超えの直球との組み合わせも息ぴったり。実際にヤクルト打線から奪った16個の三振のうち10個が落ち球だった。「バッターの反応を見ても真っすぐと思って振っている。逆にフォークがあるから真っすぐで差せたり、今はいいバランスで投げられているんじゃないかな」と相乗効果を実感する。
対巨人戦は24年から9戦無敗。現在7連勝中で通算でもセ・カード別最多13勝(4敗)のGキラーぶり。好データも味方に、お得意のG倒、そして快挙達成へ-。聖地マウンドで再び奪三振ショーを演じる。【佐藤究】



