早大主将の香西一希投手(4年=九州国際大学付)がリーグ戦初先発を果たし、東大打線を1安打完封に抑えた。7回1死で右前打を許すまで19人連続アウトに仕留める快投を演じ、118球を投げ13奪三振。最後の打者を二ゴロに打ち取り「もう本当に試合前に緊張してました。まずはこの日のためにしっかり準備してきたので、いい準備ができました」と満足そうに振り返った。

光ったのは制球の良さだ。捕手のリードに従いボールを低めに集め、ゾーン内で勝負を貫いた。「フォアボールがなかったのが一番いいかな。尾形がいいリードで引っ張ってくれて、低めのボール球のスプリットだったり、カットボール、スライダーもいいところで要求してくれて、自分もそれを信じて自信を持って投げられました」。

チームは今月8日に89歳で亡くなった元監督の野村徹氏を悼み、喪章を左腕につけて臨んだ。この日の朝に小宮山悟監督(60)から「天国の野村さんに恥ずかしくない試合をしよう」と促され、初先発の香西も期待に応えた。「野村さんが自分が2年生の青木さんの引退試合の際に東京に来られて、その時に東伏見に寄ってくださって、その時に声をかけていただきました。しっかり野村監督に届けられるピッチングができたかなと思います」と胸を張った。

卒業後の進路はプロ入りを希望。「自分は野球を始めた時からプロ野球が目標なので、もちろんそこを追い求めてやっていきたい」と話した。