慶大は今秋のドラフト候補の渡辺和大投手(4年=高松商)が9回2失点完投を見せ、昨秋優勝の明大に3-2で競り勝った。24年春から引き分けを挟んで続いていた対明大戦の連敗は8でストップした。法大は早大を6-2で破り先勝した。
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勝利が決まった瞬間の慶大・渡辺和の喜びようが、この一戦に懸ける思いを表していた。1点リードの9回2死。最後の打者を投ゴロに仕留めると、力いっぱいにほえた。昨年春の東大1回戦(完封)以来となる完投勝利でチームの対明大戦の連敗を8で止めた。「今日の勝利は特別です。チームとしても僕としても非常にうれしいです」とかみしめた。
スタメンに左打者7人を入れた相手打線に3回に2点の先制を許すが、4回以降は立ち直りゼロ行進。内角をえぐる直球と落ち幅の大きいスライダーを主体に9奪三振を挙げ、宿敵から見事に逆転勝利をもたらした。「今年は妥協しない姿勢でチームとして突き詰めることをやってきた。あと1歩を埋める結果につながったのかな」と振り返った。



