東日本国際大(南東北)が逆転勝ちし、4強入りした24年以来2年ぶりの初戦突破を果たした。

今大会第1号が勝利を大きくたぐり寄せた。1-3の6回1死一塁で、5番・伊藤航大内野手(4年=東海大相模)。エンドランのサインに迷わず振り抜き、高めのスライダーを右翼スタンドにたたき込んだ。「(エンドランを)かけてくれた監督さんに感謝です」。藤木豊監督(61)も「スライダーが入ってくれれば長打もいけるかなと思っていました。よく反応してくれました」とうなずいた。

全国の舞台は4度目の伊藤航。1年時の全日本大学野球選手権では、仙台大(仙台6大学)との初戦で一時同点の2ランを放つなど、鮮烈な全国デビューを飾っていた。だが、4強入りした2年時はクリーンアップに座るも計3試合で7打数1安打。初戦敗退の3年時にはスタメンを外れた。「勢いでいけた」と話すルーキー時代から一転、「自分の中で考えすぎてしまって」と悩むことが多くなった。

それでも、藤木監督の存在が伊藤航を奮い立たせた。「結果が出なくてもいつも向き合ってくれました」。期待に応えたい一心でここまできた。「今年こそ監督さんと日本一を取りたいです」。恩返しはまだまだ始まったばかりだ。