地元関西の逸材を密着マークする。阪神のスカウト陣が金の卵たちに熱視線を送った。

全国の舞台で三振の山を築いたのは、最速149キロ左腕の今秋ドラフト候補、関大・米沢友翔投手(4年=金沢)だ。北海学園大との1回戦で、8回3安打無失点10奪三振の快投を見せた。阪神は竹内球団本部副本部長、畑山統括スカウトらを始め複数体制で視察。担当の岡本スカウトは「リーグ戦から継続して、全国の舞台でも素晴らしい投球をしてくれた。いいピッチングだったと思います。いつも通り、ストレートが走っていて、それを軸にいいピッチングをしてくれたと思っています」と評価した。

今年は関西の大学生にも多彩なドラフト候補がそろう。この日、共栄大との1回戦に先発した天理大・的場吏玖(りく)投手(4年=大阪電通大高)投手も7回8安打2失点と好投。チームを2回戦進出に導き、好アピールした。

九産大との1回戦に逆転勝ちした大商大も、6回2/3を3失点と粘投した星野世那投手(4年=近江)、「3番右翼」で先発し1安打を放った春山陽登外野手(4年=敦賀気比)と注目選手がずらり。複数の目で才能を見守り、虎の恋人を探す。

◆米沢友翔(よねざわ・ゆうと)2004年(平16)6月1日生まれ、石川県珠洲市出身。小2から宝立サマンズで野球を始めた。外野手だったが、緑丘中の軟式野球部で本格的に投手転向。金沢で1年秋からベンチ入りし、2年秋からエース。3年夏は県ベスト16で敗退。最速149キロ。左投げ左打ち。180センチ、80キロ。