スレンダー右腕の存在感は増すばかりだ。ソフトバンク大津亮介投手(27)が虎退治でハーラータイの7勝目を挙げた。味方打線に5回まで毎回6本塁打の強烈援護をもらったものの、気の緩みはない。虎打線に6回85球を投げ3失点に抑え込んだ。これで開幕から全10試合、すべてQS(クオリティースタート、6回自責3以内)をクリア。セ首位打者を快走する阪神佐藤から2三振を奪うなど3打席凡退に打ち取った。打線の「核」を封じ込んでがっちり白星をつかんだ。

それでもエース格となった大津は反省を忘れない。立石、森下に許した2本塁打を振り返った。「ホームランを打たれたのは2球とも失投。それに関してはすごく悔しい」。一昨年にマークした自己最多の7勝に早くも並んだ。「(打線に)大量の援護をしてくれてすごく投げやすくしてもらった」と強力打線に感謝した。

開幕ローテは「6番目の男」として滑り込んだ。それから2カ月が過ぎると、評価も立場もガラリと変わった。小久保監督は「今や、火曜日のローテーションの一番手で投げている投手ですから」と褒めると、今季最少の85球での降板指示を「1年間通して活躍してもらわないといけない中で、早めに交代しようと決断した」と説明した。交流戦も負けなしの3連勝。勝てる男にはベンチも丁重な扱いになってくるのだ。