野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(46=日刊スポーツ評論家)。なぜ、日本ハムはここまでソフトバンクに苦戦するのかについて掘る。
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リーグ戦再開最初のカードで、日本ハムはソフトバンクと対戦した。その初戦でエース伊藤が力投し、リリーフに回った達が2回をパーフェクト。チームは今季9試合目でようやくソフトバンクに勝利した。それだけに最低でもカードを勝ち越したかったが、2戦目、3戦目と大量失点で敗れた。
これで今季のソフトバンク戦は1勝10敗。開幕カードこそ、紙一重が続いたが、以降は大量リードを許したり、点の取り合いになったり、大味な試合が続いている。対ソフトバンク戦のチーム防御率7・65が示すように、あまりにも点を取られすぎだ。また失策5はリーグ内の対戦カード別にみれば少ない方(最多は対ロッテ戦の11)だが、うち適時失策が4もあるのは突出している。記録に残らないミスも散見される。
失点とミスの多さが対戦成績につながっているが、ここまで負け込むと選手は嫌でも意識する。リードしていても、またひっくり返されるのではと不安になりかねない。それがプレーに全く影響しないとは言い切れないだろう。
とはいえ、昨季まで2年続けて2位に甘んじたのは、ソフトバンクの後塵(こうじん)を拝したから。倒さないと優勝は見えてこない。地に足を付けて戦うためにも、ここまでの対戦を検証し、修正していく必要がある。
あくまで私の考えだが、伏見が抜けたことも響いていると思う。昨季は64試合の出場にとどまったが、試合に出なくても控え捕手の存在は大きい。試合に出ている捕手に対し、バッテリーコーチとは違う立ち位置でアドバイスできる。捕手同士はライバルでもあり、両者の関係性にもよるが、伏見はチームのためを考え、若手にうまくアドバイスできる捕手だと思う。マスクをかぶれば、最後までいろんな球種を消さず、思わぬところで直球でストライクを取ったり、遅いボールも勇気を持って使ったりするリードができる。その伏見が抜けた影響は小さくないはずだ。
もちろん、球団も覚悟の上でのトレードだっただろう。力のあるチームで、ここから優勝も十分狙える。若い捕手陣の成長に期待したい。
西武はリーグ戦が再開しても、変わらず投打のバランスがいい。カード負け越しは4月28~30日の日本ハム戦が最後。強い西武をどこが止めるのか、楽しみだ。(日刊スポーツ評論家)



