大手予備校が手がける通信制高校の四谷学院が、公式戦初勝利を挙げた。日本ハムの選手教育ディレクターだった本村幸雄氏(55)が監督を務め、部員はオール1年生で15人。初回に1点を先制するとその後も着実に加点し、阪神大山悠輔内野手(31)の母校、つくば秀英を7-0の8回コールドで破った。
主将の谷内璃空(りく)投手兼内野手(1年)は「初めてということもあって、自分たちは挑戦者。ワクワクしています」と胸を高鳴らせて試合に臨んだ。土地、建物の買収、改修、増築などで約10億円を投じ、昨年4月に通信制の同校を開校。さらに今年4月からは硬式野球部の茨城県高野連への加盟が認められた。日本ハム時代に大谷翔平(ドジャース)らを指導サポートしてきた本村監督を招聘(しょうへい)。大手予備校が開発した学習ノウハウと経験豊富な指揮官による掛け合わせでチーム力を上げ、今夏に臨んでいる。
2回戦は24夏甲子園出場の霞ケ浦が待つ。本村監督は「(抽選で)すごく厳しいところに入りましたが、1年生の若い力でひるまず全力で戦いたい。相手のことは、これから研究しますが、知らないことがプラスに働くこともあると思うので、チームの経験値がないところをプラスに変えられればと思います。最後まであきらめず、やりきりたい」と話していた。
◆四谷学院 1974(昭49)に創立され、大学受験予備校、個別指導塾を全国し、教材の出版、販売も行っている。大学受験予備校では「だれでも才能をもっている」を教育理念に掲げ、「ダブル教育」(科目別能力別授業と55段階個別指導)を用いて、生徒の志望校合格をサポート。売上高は156億円(25年3月期)。従業員800人。本部は東京都新宿区四ツ谷1の10。植野治彦理事長。



