ソフトバンクの前田悠伍投手(20)が先発の役目を果たした。オリックス打線に7回を投げ8安打1失点と粘りの投球。これで4戦連続のHQS(ハイクオリティースタート=7回以上、自責点2以下)をマークした。
キャリア最多の108球目。最後の力を振り絞り、左腕を振った。2-1の7回2死二塁の場面だ。3番西川に対し、外角の低めへスライダーを投げ込んだ。結果は遊ゴロ。一打同点のピンチを切り抜け、表情を緩めながらマウンドを後にした。「接戦で、緊張感のある試合で粘れて良かったです。長いイニングを投げられたことを自信に、次はもっといい投球がしたい」。開幕7連勝はお預けも、堂々の投球内容だった。
2年前に味わった屈辱を払拭(ふっしょく)した。対オリックスはプロ初登板の24年10月1日以来、通算2度目の顔合わせ。当時は3回6失点KO。大阪桐蔭からドラフト1位で入団も、1軍レベルを身をもって知らされた。プロの洗礼を浴びてから2年後。再戦で確かな成長を示すも「1点で抑えられたのは良かったですけど…。もっともっとやらないといけない」と気持ちを引き締めた。
20歳の好投もむなしく、リリーフ陣が踏ん張れず、チームはサヨナラ負け。3連勝を逃した。



