暑さ対策の新ルールが定まって以降初めて、西武2軍本拠地のカーミニークフィールドでファーム公式戦が行われた。

日本野球機構(NPB)は20日、熱中症対策ガイドラインにおける2軍戦の実施判断の具体的な基準を発表。試合前に暑さ指数(WBGT)が31以上を計測、または31以上になることが予想される場合、開始時間変更や試合中止の有無について、両球団と審判員の3者協議の上、主催球団が判断することになった。

この日は環境省の公式サイト内で、同球場がある埼玉・所沢市内のWBGTが午後に「33」まで上昇することが予想されているものの、集中散水の効果もあってか、午後0時30分時点ではグラウンド上の測定器では「31」を切ったもよう。両チームともシートノックを省略し、予定通りに午後1時に試合が始まった。

西武の小関竜也ファーム監督(50)は「31を超えたから必ず中止というわけではないのかと思います」と話した。ファームの試合は振替がなく、試合中止が続くと選手たちの予期せぬ故障につながることもありえる。シーズンも終盤を迎え、1軍にいない選手たちにとっては貴重なアピールの場にもなってくる。

とはいえ午後1時時点、記者のスマートウオッチでは気温36度が表示されている。グラウンド上の状況について、この日も出場する外崎修汰内野手(33)は「守っていて立ちくらみとかはないですけれど、走って呼吸が荒くなると、その回復がすぐにできない感じはあります」と証言する。

小関監督は「全てはいろいろ話し合って、総合的に判断することになるのかと思います。給水にしても投手だけじゃなく、タイムの間には野手にも給水できるようにしたり。仮に選手たちの様子が練習時点で危なそうだったら、そういうことも協議の場で報告するようにはするつもりです」とし「明確なものが今までなかったので、現場でそういう判断ができるようになったのはありがたいです」と話した。【金子真仁】