西武栗山巧外野手(42)の引退会見が30日、都内のホテルで行われた。引退試合は午後5時から、本拠地ベルーナドームでの楽天戦で行われる。
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この春、西武栗山は「最後に泣いたの、いつだろう」と記憶をたどった。25年間、打撃練習に寄り添ってきた田辺徳雄3軍野手コーチ(60)は「クリは1回だけ泣いたな」と回想する。
栗山が18歳の時だ。「山なりのスローボールを打つ練習で、当時は力任せに振ってたんだろうな。打てなくてベソかいて」。その後、1日3000スイングを目標に振り込んでいった。「もともとセンス高い子が100打って一つレベルを上げるなら、栗山の場合は500とか1000やらないとそこに届かない不器用さもあった。本人も分かってたよ」。朝5時過ぎに寮に着き、付き合った。体力だけは入団当時からずぬけていたという。
「こっちはいいプレッシャーだよ。今の高卒1年目の子たちも昔の栗山と技術の差はない。ああいう選手をこの先、1人でも2人でも育てていかないと」
早起きの毎日は25年たってもそうは変わらない。【金子真仁】



