巨人が横浜・織田翔希投手(3年)を単独1位指名した。織田は米球界挑戦を表明していたが、強行指名に踏み切った。
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◆解説 日本のトップオブトップを、やすやすとアメリカに送り出すわけにはいかない-。横浜(神奈川)織田翔希投手(3年)を強行1位指名した巨人の動きに、そんなメッセージがくみ取れる。今ドラフトで指名されなければ、織田はかねて希望していた米球界挑戦を加速させるはずだった。NPB挑戦との二つの選択肢が生まれたことで、進路決定には時間がかかりそうだ。
今ドラフトは、13年ぶりの事前公表ゼロで当日を迎えた。各球団手の内を明かさず、本命の指名が判然としない混戦模様。その中心にいたのが、織田だった。
ドラフト1週間前の15日。織田がNPBを経由せずにMLB入りを視野にアメリカ挑戦を表明したことで、各球団が補強戦略の練り直しを迫られた。一部の球団関係者から根強い強行指名論はあったが、ドラフトが近づくにつれて次第に声は薄れていた。21日にはソフトバンクの城島健司チーフベースボールオフィサー(CBO)が織田の強行指名をにおわせたが、他球団のスカウトからは「2年連続で1位が入団できないリスクを負うのはつらいはず」と、現実味は薄いと見られていた。ふたを開ければ、動向がつかめなかった巨人が強行指名。ドラフトは何が起こるか分からない。
過去には花巻東時代に菊池雄星(エンゼルス)や大谷翔平(ドジャース)が高校卒業後、MLB挑戦を視野に米国に渡ることを目指した。大谷はドラフト直前にメジャー挑戦の意向を表明したが、日本ハムが事前に公表して1位指名。翻意は難しいとみられたが、4度の交渉の末に入団表明となった。織田の決断に注目が集まる。【平山連】



